2018年5月4日金曜日

パリの古本市

 
 先月、散歩がてらに我が家から10分ほどの所にある古本市でエスコフィエの「Le livre des menus(メニューの本)」という1920年代の本を購入した。ちなみにレシピ本ではなく、あくまでもメニューのみの紹介。
 黄ばんだページをくくると本当に興味深い事が色々発見できる。(飲食関係の方しか興味ないかもしれません。すみません。)


 2枚目の写真、4番テーブル、10名。キャビアの後に、ボルシチと見える。1920年代に、外国のスープをメニューに取り入れていた。

 3枚目の写真、エスコフィエが開いたロンドン・カールトンホテルのメニュー。日本大使・松方と読める(松方正義が晩年欧州7各国を歴訪した時のメニューらしい。)キャビア、ツバメの巣のコンソメスープ、舌平目のムース・ザリガニの尾・アメリケーネ風、鶏の胸肉・ジョージ5世風・きゅうりのクリーム和え、乳飲み仔羊・ボルドー風、シャンパンのソルベ、やましぎとほおじろの串焼き、日本風サラダ、ハムの灰包み焼・カンバーランドソース、アスパラガス、フォアグラのポルト酒風味、小菓子盛り合わせ、フルーツ。
 なんとも沢山の料理ですね。前菜、スープ、魚の後に肉が3種類、その後ハムで、更にフォアグラまで出て来ます、、。昔はこんなに沢山で一人前だったのでしょうか?本当にこんなに食べられたのでしょうか?
この時代の「サラダ・ジャポネーズ」とはどのようなサラダだったのでしょうか?
 まだまだ沢山面白いメニューが有るのですが、、長くなりますのでこの辺で。
想像すると楽しいですね。

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