2019年4月3日水曜日

フランスのSUSHI コンクール2019

 4月2日(火)、パリ・Porte de Varsailles の催物会場(日本の幕張メッセみたいな所)でJapan Food と銘打った催しが行われ、その一環としてフランスで働く(日本人以外の)調理人を対象としたSUSHIコンクールが行われました。今年で3回目です。

 フランス各地の日本料理店で働く寿司職人から、自薦他薦の書類審査を通過した者で、まず午前中予選が行われ、7名に絞られました。
 その後、午後13時から準決勝が行われました。
準決勝のお題は「江戸前」、この「江戸前」準決勝で3名に絞られました。
残念ながら、写真は撮れませんでしたが、かなり高いレベルで、日本人が作った、もしくは東京で出されても、すんなり受け入れられる様なお寿司ばかりでした。
実は去年も観戦したのですが、全く日本人と遜色ないお寿司で競い合っておりました。
尚、審査員には日本人が5名ほどおり、調理前の準備段階、その準備段階での衛生、調理中の技術、出来上がりの美しさ、寿司のうまさが審査されておりました。

去年のコンクールの報告はこちらをご覧下さい。
http://bonjourrestaurantparis.blogspot.com/2018/05/blog-post_94.html



 決勝は「フリースタイル」で行われました。
フリースタイルといっても、(確か去年も書きましたが)イチゴやキウィ、チーズやクリームなどを使ったような変わり種の寿司はありません。
決勝を戦った3名は以下の写真です。



中央が優勝を勝ち取ったEmanuele Bombardier さん(Royal MonceauホテルのMatsuhisa勤務)*筆者注 Matsuhisaは NOBUの第2ブランド的な店です。

彼らの決勝の作品をご紹介します。


3位入賞の Michaël Pankar氏 の作品
(ちょっとピンボケすみません)

2位入賞の Ping Zhang氏 の作品
これもピンボケですみません。皿が銀色に光っているのは、アルミホイルではなく、この様な銀色のお皿です。
日本人なら選ばない様なお皿のチョイスですね。

これはデモンストレーションで披露された作品で、
コンクールの参加作品ではありません。
一番手前にイカで作った「錦鯉」が2貫ありますが、やはりこの辺の高度な作品は、まだ日本人には適わないようです。でもその他、握りや、並べ方のセンスなど日本人とほとんど遜色ないですね。

こちらが優勝した  Emanuele Bombardier氏の作品

フリースタイルでの決勝でしたが、3者とも奇をてらわず、私にはまっとうな寿司に思えました。去年よりもレベルが上がったようです。(去年よりも写真が少なくてすみません。)
 パリ市内を含めヨーロッパには、まだまだ多くの「なんちゃって」日本料理店が多いです。
カリフォルニア・ロールを中心とした日本人からすると変わり種が多いですが、ここに参加した様なフランス人SUSHI職人が増えて、SUSHIが更に普及して行く事を願ってやみません。


本日も長文ご覧いただきまして有難うございます。

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