2018年9月16日日曜日

エリゼ宮、年に一度の一般公開、訪問しました。

 先日、皆様にお知らせした国有財産公開日の今日15日(土)、フランス大統領官邸・エリゼ宮を訪問しました。

 開門は午前8時の予定。
昨年は5時間待ち、6時間待ちだったなどと言われています。と言う事で、朝一番・始発電車で朝6時に並び始めました。
 まず、最寄り駅のシャンゼリゼ・クレマンソー駅からエリゼ宮の正面玄関を目指して歩いていると、警官から「エリゼ宮に行く人は、コンコルド広場の横に並んでください」と言われてました。「えぇそんな遠く!」と思いながら、エリゼ宮から約1km離れたその列に並びました。6時の時点で既に250-300人くらいが並んでいました。
その列は幅が広く、先頭は横10-12名くらいの幅です。それが1km以上にわたって、柵を使って準備されているのです。如何に多くの人が見学希望かが分かります。

 6時45分、列の先頭が少し動き始めました。目視によるセキュリティーチェックが始まり、チェックを受けた者から、エリゼ宮の裏門入り口前まで移動しました。まだ、オリオン座や双子座が美しく輝いていました。
明るくなり、列の後ろを振り返ってみると、列の後ろは見えません。

 午前8時に、裏門近くのテントで2回目のセキュリティーチェックが始まり、先頭の者から宮殿に入場します。250人強のカバンの中身をほぼ全てチェック、両手を十字に広げてボディーチェックをするので、私が裏玄関に到着するまで更に1時間かかり、9時に裏門に到着です。が、しかし更に3回目のX線によるセキュリティーチェックがありました。ちょっと凄いのは、X線チェックの他に、ペットボトルの飲み物をチェックできる機械がありました。ペットボトルごと機械に通すと、飲める液体か、そうでないかが判別できるのです。これがあれば今後近い将来、空港で飲み物も持ち込めるようになるかもしれません。


 やっとエリゼ宮の中庭に入る事が出来ました。9時です。正味3時間待ちました。正面には噴水が見えます。
今日明日の為に、オーディオガイドも有料2€で用意されていましたが、フランス語のみでした。
オーディオガイドをパスして進むと、正面にエリゼ宮の建物が見えてきます。
インスタ映えする、撮影ポイントも準備されていました。
建物の外にも、中にも官邸を支える専門の職人が、作品や道具を展示、作業の実演をしていました。
石工職人

木工職人

木工に金を塗装する職人

コルドン(太い房紐)の職人

リネンの刺繍職人

館内に入ると、沢山の部屋が紹介されていて、外観からは想像できないようなモダンな部屋やナポレオン3世様式の部屋まで様々でした。
モダンな部屋

ナポレオン3世の図書室

閣議を行う「大使の間」

大統領執務室「黄金の間」

天井ガラス張りで記者会見などに使用される「冬の庭園」

見事なゴブラン織り

祝宴の間の天井画

祝宴の間

祝宴のテーブルセットの例

アフタヌーンティーのテーブルセット

朝食のテーブルセット

 1845年から使用している調理場の鍋

フランスの最高勲章

エリゼ宮の正面

大統領は電気自動車にも乗ります

ブティックのTシャツ

マグカップ

玄関広場にて、写真パネルの展示がありました。





見学を終えて、お土産をゲット、メモ帳、鉛筆

絵葉書6種

エリゼ宮の紹介冊子

こちらが正面のゲートです。本日はこちらから退館。
朝6時に並び、9時に入館、見学時間は2時間で、11時に官邸を後にしました。
残念ながらマクロン大統領にお会いすることはできませんでした。報道によると、午後には見学者と会っていたらしいです。午後の見学者は4-5時間の待ち時間であった事は想像に難くありません。が、ご褒美に大統領と会えたのかもしれませんね。


























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