毎年11月も中ごろになると、いつもと違うCMがメディアを賑わすのは世界共通だと思います。そう、クリスマスのためのCMが増えますよね。
日本を離れて20年以上になるので、日本の事情には疎いですが、恐らく日本ではKFCのCMは多くなることと思います。チョコレートや宝石なども広告も増えるでしょうね。デジカメ、スマートフォンが登場するまでは、「お正月を写そう!」というフィルムのCMがありましたよね、いまでもあるのかなぁ。
でもフランスでは、日本とちょっと違う分野のCMが格段に多くなります。それは何かというと香水とシャンパンのCMです。日本の女性は、欧米の女性に比べると香水の使用頻度、その一回の使用量も少ないので、それほどCMを(恐らく)見かけませんが、フランスではクリスマスのプレゼントは断トツで香水だそうで、、、しかも男女問わず、、、。
男性が化粧品売り場でうろうろして、彼女や奥様に贈る香水を選んでいる風景もよく見られます。
そういう筆者も今までパリ滞在25年の中で、3回ほど女性から男性用の香水を頂きました。
日本で、男性が香水をもらうと、「臭いからこの香水でもつけろ!」って意味なのか?などと勘ぐってしまいがちですが、、、ここはパリ、素直に愛情(?それとも友情)の印と捉えております。また、日本ではお正月が近くなると日本酒の宣伝が見られように(松竹梅など)、フランスではシャンパンの広告合戦が始まります。
でも本日は香水について書きたいと思います。
さて、世界的に活躍している女優、モデルさんは沢山おりますが、本当に世界に認められているという基準はどこにあるのでしょうか。
出演映画の興行収入額? ウン億円の年収? アカデミー賞の獲得? ボンドガールに選ばれる、はたまた某雑誌の「世界の美人女優ベスト100」なるランキング? 物差しは色々あると思いますが、私個人の見解では、「香水のCMに起用される女性は世界に認められた女優・モデル」であると思います。
香水とシャンパンはイメージ戦略が大切な商品の最たるものです。
各ブランドは、その香水にふさわしい女優さんを起用します。
基本対象は大人の女性でしょう。香水の利用は圧倒的に成人女性ですし、それなりに高価な商品なので、高校生を対象にした香水は私の知る限り無いと思います。
ブランドにもよりますが、香水の基本的なそのイメージ(コンセプト)は、エレガント、美人、優しさ、可憐、可愛い、慈しみ、華やか、などでしょうか。ブランドによっては、スポーティブ、生き生き、エネルギッシュ、知的なども加わるかもしれませんね。
既婚、離婚歴は欧米では問われないと思います。むしろ既婚は、大人の女性がマーケティングの対象なので、ポジティブに捉えられると思います。逆に処女性は大人の香水のCMには不要な要素でしょう。スキャンダル性はどのブランドも嫌うと思います。ただ、Jean-Paul GAULTIERなどはスキャンダルすれすれのライン際を狙ってくるCMなども例外的にはあります。
既婚、離婚歴は欧米では問われないと思います。むしろ既婚は、大人の女性がマーケティングの対象なので、ポジティブに捉えられると思います。逆に処女性は大人の香水のCMには不要な要素でしょう。スキャンダル性はどのブランドも嫌うと思います。ただ、Jean-Paul GAULTIERなどはスキャンダルすれすれのライン際を狙ってくるCMなども例外的にはあります。
それでは現在・過去の香水のCMを覗いてみたいと思います。
香水と言われて最初に思い浮かべるのはやはり、
CHANEL NO.5
1970年代はカトリーヌ・ドヌーヴがシャネルの顔でした。
1980年代はキャロル・ブーケ(007ユア・アイズ・オンリーのボンドガール)
その後のニコール・キッドマンが務め、
現在はオードレー・トトゥがCMに起用されています。
個人的には、彼女はCHANELの顔には向いていないと思います。アメリ役ははまり役でしたが、エレガンスさ高貴な雰囲気は持ち合わせていないような気がします。そういう意味では映画「ダヴィンチコード」もミスキャストだと思います。
CHANEL Coco Mademoiselle
キーラ・ナイトレイ
LANCOME La vie est belle
ジュリア・ロバーツ
LANCOME MAGNIFIQUE
アン・ハサウェイ
ケイト・ウィンスレット
LANCOME Tresor La nuit
ペネロップ・クルーズ
LANCOME
Tresor Midnight Rose
エマ・ワトソン
ハーマイオニーがもうこんな大人の女性に成長したんですね。月日の経つのは早いです。
Dior J’adore
シャーリーズ・セロン
1999年にJ'adoreが発売されて、流されたこのCMに私は衝撃を受けました。黄金色で輝いていたからではなく、このカルメン・カースの神々しいまでの美しさに圧倒されました。それ以降、私にとっては、彼女の神々しさを凌ぐ香水CMは未だ現れておりません。
Dior Miss Dior
ナタリー・ポートマン
Dior Joy by Dior
ジェニファー・ローレンス
BOSS Jour pour femme
グウィネス・パルトロー
グウィネス・パルトロー
GEORGIO
ARMANI Si
ケイト・ブランシェット
Dolce&Gabanna The one
スカーレット・ヨハンソン
Yves Saint Laurent Parisienne
ケイト・モス
ちょっと古いCM動画もありましたが、皆さんの記憶にある動画はありましたか。残念ながら、日本人の女優さんはいませんね。近い将来、日本の女性が世界の香水CMに起用される日が来ることを願ってやみません。
1970年代にパリに活躍したモデル・山口小夜子さんの様な方が現代に出現すれば、その夢も叶うかもしれません。
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