2019年2月1日金曜日

驚きのミシュラン・フランス2019発表!

 2019年のフランス版(フランス版と言うけど、これが本家本物です。)のミシュランガイドが発売されました。

 飲食関係者は良くご存じでしょうが、知らない方のために簡単におさらい。
ミシュラン社はフランスのタイヤメーカーです。そのタイヤメーカーが、100年以上前、まだ自動車がそれほど沢山無い頃、自動車の発展、タイヤ販売促進の為に、無料のポケットサイズのガイドブックを作ったのが始まりです。
自動車・ドライバーの為のガイドブックなので、はじめは、各地のホテルやレストランの他に、修理工場の場所なども掲載されていました。


 日本のミシュランはレストランガイドとして認知されていますが、本家のフランス版は、半分はホテルにページが割かれています。また、レストランの写真などはありません。フランス各地の都市情報(市役所、村役場の場所、パリからの距離、標高、その市町村の人口、その都市の風光明媚なポイント-今風に言うとインスタ映えする場所、などが詳細に記されています。

 そのミシュランガイド・フランス版2019が発売されました。
もちろんフランスでも、星を取ったレストラン、落ちたレストランなどが話題になります。今年は、日本人旋風が吹き荒れております。
今年新たに1つ星になったレストランは全部で75軒でした。そのうち何と日本人シェフの店が10軒です!
そして、その中に日本人女性が2名含まれています!


パリ Paris
1区:La Poule au pot2区:Accents Table Bourse(ロマン・マイ/杉山あゆみシェフ)
2区:ERH(北村シェフ)
2区:Frenchie
2区:Racines
2区:Baieta
5区:Oka
5区:Sola(鍋多シェフ)
6区:Yoshinori(守江シェフ)
7区:Tomy & Co
8区:L’Abysse au pavillon Ledoyen
9区:La Condesa
9区:Louis
9区:NESO
10区:Abri(沖山シェフ)
11区:Automne(秋重シェフ)
12区:Virtus(マルセロ・ディ・ジャコモ/神崎千帆シェフ)
15区: Pilgrim(西シェフ)

地方で日本人シェフが1ツ星を獲得したレストラン
ディジョン:L’Aspérule(木村シェフ)
リヨン:La Sommelière(菊池シェフ)

業界の大先輩・中村勝宏シェフがパリのブールドネで日本人初の1つ星と獲得したのが1979年、それから約40年を経て、フランス各地で日本人料理人がフレンチで、寿司で沢山の星を取っています。中村シェフ、それに続いた平松シェフ、吉野シェフ、大先輩の輝かしい足跡を、沢山の後輩シェフが追いかけて、大活躍の今日、パリの日本人として大変嬉しいです。
20数年前、パリ・15区の中華料理店に初めて星が付いて、世間が驚きましたが、今、多くの日本料理店がその栄誉に浴しております。また、時代の流れでしょうか、女性シェフも俄然注目され始めました。今後、アフリカ出身のシェフが星を掴むのも時間の問題かもしれません。パリで、クスクスやパスタの店が星を取る日が来るかもしれません。

今年新たに3ツ星を獲得したのは2店でした。
1つめは、スイスにも近いサヴォワ地方アヌシーの「Clos des Sens
シェフはローラン・プチ。
もう一つは、南仏マントンの「Mirazur
シェフはマウロ・コラグレコ。
また3つ星から2つに降格したのは
マルク・ヴェラの「La Maison des Bois」はもう今年2ツ星に降格。
アルザスの名店「l’Auberge de l’Ill
さらにパリ16区「L’Astrance」(シェフ:パスカル・バルボ)も降格。

今年は本当に話題の多いミシュラン2019でした。





本日も長文ご覧いただきまして有難うございます。

本日の記事がお気に召しましたら、以下をクリックして
頂けると励みになります。
   ☟
</span>にほんブログ村 海外生活ブログ パリ情報へ<span lang=
にほんブログ村


また、私の友人が群馬県・桐生市で本格的なフランス料理を提供しております。彼のブログも覗いてみて下さい。

#フランス #パリ #観光 #美術館 #博物館 #W杯 
#ガストロノミー #レストラン #ブラッセリー 
#ビストロ #フランス料理 #日本料理 #美食
#見どころ #展覧会 #個展 #絵画 #彫刻 
#エッフェル塔 #凱旋門 #ノートルダム
#ルーヴル美術館 #オルセー美術館 #セーヌ川
#ヴェルサイユ宮殿 #ワイン 





人気ブログランキングへ







0 件のコメント:

コメントを投稿