日本のTV番組「美の巨人たち」で紹介された、パリ郊外のNotre-Dame du Raincy・ランシー教会を訪問しました。
パリに20年以上住んでいますが、初めて聞くこの教会の名前にどんな所だろうと思いました。すると、ステンドグラスで有名なパリ・シテ島のサント・シャペル教会と並び称され、「コンクリートのサント・シャペル」と呼ばれているとの事でした。
ステンドグラスが特筆すべき教会ですが、そのコンクリート造りでも有名で、世界で初めてコンクリートを用いた教会だそうです。
その作者オーギュスト・ペレは建築の世界では有名人だそうで、この教会は彼の最高傑作との事です。
これだけ大きな空間の4方向全ての壁をステンドグラスではめ込む事が出来たのは、強度のあるコンクリートでできているからです。
パリのサンラザール駅からRERⒺ線で20分ほどで、そのLe Raincy(人口1万4千人)という町に到着しました。駅の名前はLe Raincy Villemomble Montfermeil駅です。列車は15分毎に出ています。
駅から Avenue de la Resistance レジスタン通りを10分ほど進みます。やや軽い上り坂ですが、気になりません。
駅を出て、道を進むとすぐに教会の塔が見えるので安心です。
途中右側に、なんと庭園設計士・ル・ノートルの小さな公園がありびっくりです。ル・ノートルはヴェルサイユ宮殿の庭園などを設計した人物です。
あっという間に教会に到着です。
TVで見たほど塔の高さ(50m)は感じません。町にとって相応な大きさです。
早速中に入ると、本日、火曜日の11時30分で誰も居ませんでした。でも、私の滞在中(30分ほど)に数名の町の人がお祈りに来ていました。
シテ島の本家・サント・シャペルはとても狭いので、ステンドグラスが迫ってくるような感じですが、ここは空間がとても広いので、その様な圧迫感は有りません。でもその広い空間が、四方の壁いっぱいはめられたステンドグラスが、整然とした美しさ・荘厳な美を感じさせます。
ステンドグラスをデザインしたのはモーリス・ドニというフランスではかなり有名な芸術家ですが、実際に制作したのはマルグリット・ユレという女性です。
モーリス・ドニの作品はパリのオルセー美術館やプティパレ、東京の国立西洋美術館で幾つも見る事が出来ますが、ユレという女性は初めて聞きました。
写真ですべてが伝わるとは思いませんが、ご紹介します。
パリに20年以上住んでいますが、初めて聞くこの教会の名前にどんな所だろうと思いました。すると、ステンドグラスで有名なパリ・シテ島のサント・シャペル教会と並び称され、「コンクリートのサント・シャペル」と呼ばれているとの事でした。
ステンドグラスが特筆すべき教会ですが、そのコンクリート造りでも有名で、世界で初めてコンクリートを用いた教会だそうです。
その作者オーギュスト・ペレは建築の世界では有名人だそうで、この教会は彼の最高傑作との事です。
これだけ大きな空間の4方向全ての壁をステンドグラスではめ込む事が出来たのは、強度のあるコンクリートでできているからです。
パリのサンラザール駅からRERⒺ線で20分ほどで、そのLe Raincy(人口1万4千人)という町に到着しました。駅の名前はLe Raincy Villemomble Montfermeil駅です。列車は15分毎に出ています。
駅から Avenue de la Resistance レジスタン通りを10分ほど進みます。やや軽い上り坂ですが、気になりません。
駅を出て、道を進むとすぐに教会の塔が見えるので安心です。
途中右側に、なんと庭園設計士・ル・ノートルの小さな公園がありびっくりです。ル・ノートルはヴェルサイユ宮殿の庭園などを設計した人物です。
あっという間に教会に到着です。
TVで見たほど塔の高さ(50m)は感じません。町にとって相応な大きさです。
早速中に入ると、本日、火曜日の11時30分で誰も居ませんでした。でも、私の滞在中(30分ほど)に数名の町の人がお祈りに来ていました。
シテ島の本家・サント・シャペルはとても狭いので、ステンドグラスが迫ってくるような感じですが、ここは空間がとても広いので、その様な圧迫感は有りません。でもその広い空間が、四方の壁いっぱいはめられたステンドグラスが、整然とした美しさ・荘厳な美を感じさせます。
ステンドグラスをデザインしたのはモーリス・ドニというフランスではかなり有名な芸術家ですが、実際に制作したのはマルグリット・ユレという女性です。
モーリス・ドニの作品はパリのオルセー美術館やプティパレ、東京の国立西洋美術館で幾つも見る事が出来ますが、ユレという女性は初めて聞きました。
写真ですべてが伝わるとは思いませんが、ご紹介します。
28本の鉄筋コンクリートの柱で支えられている。
ステンドグラスで赤い十字架を表している
左右のステンドグラスも、
それぞれが十字架で囲まれている。
入口上のパイプオルガン
「受胎告知」3月25日
大天使ガブリエルがマリアに救世主の受胎を知らせる
「聖母の訪問」7月2日
聖母マリアが、洗者ヨハネを身ごもったエリザベトを訪問
キリスト降誕祭(クリスマス)
「カナの婚礼」
イエスの最初の奇跡、水をワインに変えた。
「イエス、死の前にマリアと」
「磔刑されたイエスの足元のマリア」
「聖体拝領のマリア」
「聖霊降臨祭のマリア」
「聖母被昇天祭のマリア」8月15日
「マルヌ会戦の勝利を祝うマリア」
ドイツ軍を撃退した戦い
聖テレーズ
聖アントワーヌ
教会前の駐車場に、現代芸術家が
「天から見える愛情」を描いた
裏から見た教会、十字架が見えます。
日本からのツーリストが時々来るらしい。日本語による教会紹介のチラシが用意されていました。「美の巨人たち」が最初ではないらしい。
パリ・サンラザール駅から片道 3.65€ でした。パリ在住でNavigo所持者は利用できる。(1-4ゾーン)
注意して欲しいのは、駅の中、教会の中、駅から教会までの間にWCがありません。必要な場合は、途中のカフェで用を足さなくてはなりません。
駅から30秒ほどの角のCafe(キオスク&Loto売り場 兼 Cafe)では飲み物などを注文した場合のみWC利用可で、その場合はその旨店員に申し出ると、専用コインをくれるので、それをWCのドアに投入してドアを開ける。
何も注文しない者は、0.50€払うとWCを利用できる。
パリ市内だけでなく、パリ郊外にもこのような素晴らしい教会があり、驚きました。サンラザール駅から、滞在時間も含めて2時間半くらいで往復できるので、ちょっと郊外も見たい方にはお勧めです。9時に出れば、正午前にパリに戻れます。
少し画像が粗いですが、短い教会内部の動画を添付します。
実際よりも白っぽく映っています。すみません。
きれいな映像を見たい人は、「美の巨人たち」を探してみて下さい。
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