2018年7月1日日曜日

パリで「地獄と幽霊」を観てきました。

 日本や日本文化が大好きなフランスの元大統領・ジャック・シラク氏の肝入りで計画された、建設されたセーヌ川沿いの「ケ・ブランリー美術館」(世界民族文化美術館)で、現在、特別企画展「アジアの地獄と妖怪」展が開催されています。
先日、訪問しましたので、ご紹介します。

一般の常設展は、正直、ルーブルやオルセーの様な美しい絵画などはあまりなく、日本を例に取れば、「アイヌ民族」の衣装や生活道具などを展示する美術館と言うよりは博物館的な要素が強く、あまり興味が湧く所ではありませんでした。
しかし、ネットなどでこの特別展の紹介などがあり、覗いてみる気になりました。
行ってみて、大正解の企画展でした。

思いのほか、フランス人で賑わっており、フランス人のアジアに対する興味の深さを垣間見る事が出来ました。アジア人が少ない事が残念でした。
展示品は、日本、中国、ベトナム、タイなど国や地域別にきちんと整理されていましたし、また、「地獄」の概念や「閻魔大王」による「裁き」なども詳細に紹介されていました。
また、幽霊の画のみでなく、恐怖のマンガや映画も紹介されていて、日本人にとっても楽しめる(幽霊を楽しむ?語弊がありますね、、)展示でした。

それらの展示物を幾つか、写真と動画でご紹介します。

美術館外壁の特別展の告知、かなりインパクト有。
直径7-8mくらいは有り、夜見たらちょっと怖い。

特別展・会場入り口、写真は手振れではなく、ぼかした感じの演出。

閻魔大王

地獄絵図

なまはげもお化けの類なのでしょうか。


幽霊の女性画2点、後者はかなり現代に近い作品。

能舞台の般若の面

ご存知のキョンシー

タイのお化け

特別展のカタログ

恐怖マンガ

ゲゲゲの鬼太郎も展示されていました。

お土産コーナーのTシャツ

エコバック、街の中で使えますか?

鬼太郎のマンガも陳列



日本人アーチストが作成したホログラム



アジア各地からの展示品、映画(の一部)など盛りだくさんの展示ですが、日本の展示物が一番多いように感じます。7月15日まで開催されています。あとわずかです。パリにお住まいの方、この時期パリを訪れる観光客で普段のパリとは違う物をお求めの方には最適かと思います。

また、美術館の屋上はテラスになっていて、美術館入場券を持っている方は上る事が出来ます。エッフェル塔が間近に迫るインスタ映えの写真が取れる事請け合いです。



また、リラックスできるチェアなども用意されています。屋上レストランも人気です。(レストランは美術館に入場しなくても利用できます。入口は美術館とは別です。)


















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