パリ・パンテオンを訪問しました。日本のご存知ない方にちょっと解説。元々はキリスト教の大聖堂として建てられ、パリの守護聖人・聖ジュヌヴィエーヴを祀っていましたが、現在はフランスの国家神殿的な建物で、フランス国家に貢献した政治家、作家、哲学者などの棺が安置されています。
日本人ツーリストにはなじみが少ないですが、フランス人にとっては精神支柱的建造物です。
日本人ツーリストにはなじみが少ないですが、フランス人にとっては精神支柱的建造物です。
ルソーの像
例えば、
ヴィクトル・ユーゴ
エミール・ゾラ
アレクサンドル・デュマ(父)
ジャンジャック・ルソー
ヴォルテール
キュリー夫妻
ジャン・ムーランなどです。
7月には現代でフランス人女性にもっとも愛されていた女性・シモンヌ・ヴェイユが合祀され話題になりました。
現在、パンテオンの野外で彼女の生涯をパネルで紹介しています。
地上階は、正面にフランスを表わすマリアンヌが兵士や政治家に囲まれている像があり、東西南北の壁には、フランスの国家の歴史的出来事、「トルビアックの戦い」「カール大帝の戴冠」「ジャンヌダルクの生涯」「パリの守護神・聖ジュヌヴィエーヴの生涯」などの壁画が我々を見降ろしている。
マリアンヌの像
トルビアックの戦い
カール大帝の戴冠
百年戦争の終結、ジャンヌ・ダルク
献身的なジュヌヴィエーヴ
フランス人権宣言 も展示されています。
埋葬された作家・詩人の作品が読める本棚がありました。
地下は納骨堂になっていて先ほど紹介した著名人が眠っています。
地下回廊
平等の父・ジャンジャック・ルソー
啓蒙主義を唱えたヴォルテール
奥の光が当たっている上下が
シモーヌとアントワーヌのヴ ェイユ夫妻、
左奥・アンドレ・マルロー、
左奥・アンドレ・マルロー、
左手前がレジスタンスのジャ ン・ムーラン、
キュリー夫妻
アレクサンドル・デュマ父
ヴィクトル・ユーゴ
エミール・ゾラ
そして、チケット3€を購入すると、200段以上の階段を登って最上階のドームまで登れます。但し、係員が一緒に登るため、時間が指定され、他のツーリストとグループとなって登り、降りします。説明などは有りません。ドームの展望台では約15分-20分ほど時間があるので、パリ市内を東西南北十分に写真・ビデオに収める時間はあります。
特にエッフェル塔方向の眺望は、フランス国旗、エッフェル塔、サン・シュルピス教会、シャイヨー宮、凱旋門、ソルボンヌ大学などが一枚の写真に納まる素晴らしいパノラマです。エッフェル塔から撮る写真よりも、ここからの写真の方がフランスらしくてインスタ映えする事請け合いです。
東西南北にパノラマの説明があるので良く分かります。
エッフェル塔からノートルダム大聖堂までのパノラマ
入場料 9€
ドーム登り 3€
日本語オーディオガイド 3€
1月1日、5月1日、12月25日閉館、
それ以外は毎日開館
0 件のコメント:
コメントを投稿